SENUI (セヌイ)
背中の中心に入った縦軸の線
着物やテーラードにおいて
背の中心で左右の生地を縫い合わせる技法
“背縫い”
技術としてだけでなく
様々な伝統が込められた
文化的な仕立て方を用いて
新しい洋服を提案していく
Designer: Hiroyuki Kato
国内外の有力シャツブランドの生産、企画に携わってきた経験を元に、2022年からシャツブランド senui をスタート。デザインからパターン、縫製まで全てを自分一人で手掛けている。日本やアメリカ、ヨーロッパの様々なヴィンテージアイテムを研究し、新しいシャツの在り方を生み出していく。
"Inside Pockets Shirt"
背縫い:
通常ある脇の縫い目を排除し、背中だけで縫い合わせている。脇に縫い目が無いため、サイドに自然な生地の落ち感が生まれる。ヨークをスプリットヨークにし、背中に縫い目のラインが縦に綺麗に通るように設計している。
運針:
30mm間に24針の細かいステッチ。通常のシャツの運針は、30mm間で、15~18針位、ドレスシャツになると21~22針超えてそのゾーンとして認められるようになる。
衿:
薄手かつ柔らかい綿 100%のフラシ芯を使用。衿とカフスの形を整え、上品なカーブを描く。
袖:
2枚袖仕様。パターン操作により、袖の前振りを実現している。また剣ボロを取り除き、袖の接ぎ部分に特殊なベンツ開きを施すことにより、スッキリとした袖口に仕上げている。
アームホール:
脇線がない為、身頃に袖を後ろから付けるが、その際に袖を前に傾けて取り付け、腕に沿そったラインになる様に仕立てている。
ボタン:
天然の貝ボタンを使用。台衿にボタンを置かないで、スッキリと綺麗な衿の開きになるようにパターンニングを行なっている。第一ボタンを外しても、適度な開き加減になるよう設定しており、リラックス感のあるシャツを演出できる。
衿元:
ヴィンテージのシャツのデティールにある補強の為の台衿の生地切替えを行なっている。切替え生地には、アンティークのフレンチリネンを使用している。
内ポケット:
左右の内サイドにガゼットと一体化したポケットを配置。羽織の際の小物入れに。
ブランドタグ:
ブランドタグは、水墨画の掛軸をイメージ。よく見ないと感じられないレベルであるが、白とライトグレーの糸を用いて印影を作っています。
ブランドロゴは、世界でも珍しい縦書きの言語である日本語のように文字を縦に組む。素材はコットンから生まれる再生繊維であるベンベルグを使用。
生地:
<American Sea Island Cotton>
アメリカ南西部のごく限られた地域で栽培された、世界最高級と称される希少な超長綿を使用。その糸をシャツ生地の名産地である西脇の工場で丁寧に織られた、絹のような光沢としなやかな肌触りを持った高番手のポプリン生地です。
size(cm)
48 / 着丈78 肩幅45 袖丈62 身幅60
52 / 着丈80 肩幅47 袖丈64 身幅62
着用モデル:178cm 着用サイズ52
Material : Cotton 100%
Made in Japan
*こちらの商品は店頭でも販売中のため、ご注文頂いた際にすでに完売している可能性がございます。
予めご了承ください。














